「ヨシダは間違いなく今大会最高」ボストン地元紙が吉田正尚の活躍を称賛!”同僚”ヌートバーも「彼はプロの打者」 | ニコニコニュース
|
野球日本代表「侍ジャパン」は現地時間3月20日(日本時間21日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝でメキシコと対戦。米フロリダ州マイアミ・ローンデポパークでの熱戦をサヨナラ勝ちで制し、前回王者アメリカが待つ決勝に14年ぶりに駒を進めた。
日本は4回表に先発した佐々木朗希が3ランを被弾。その後もメキシコ先発の左腕サンドバルに苦しみ、攻撃陣は沈黙。しかし、7回裏に吉田正尚の一振りから生まれた3ランが反撃ののろしとなった。
【動画】吉田正尚が起死回生の同点3ラン!ライトポール際に飛び込んだ会心アーチをチェック
吉田は2死一、二塁というチャンスで打席に立つと、この回途中からマウンドに上がったメキシコの3番手ロメロの5球目チェンジアップを捉える。打球はライトのポール際まで伸び、同点を呼び込む3ランとなった。さらに、吉田は1点ビハインドで迎えた9回裏、大谷翔平が出塁した後の場面で冷静に四球を選び、村上宗隆のサヨナラ打を呼び込む舞台をおぜん立てした。
今大会屈指の活躍ぶりを見せている日本の4番に、ボストン・レッドソックスの本拠地、ボストンの地元紙『The Boston Globe』のペーター・アブラアム記者も目を細めている。昨年12月にポスティングシステムでレッドソックスと5年契約を結んだ吉田、そして同チームに所属するメキシコ代表チームのアレックス・ベルドゥゴの躍動を「月曜日の夜、レッドソックスにおける今シーズンのショーケースが開催された」と伝えている。
そしてアブラアム記者は、この準決勝のために集まった3万5933人の前で見せた吉田のパフォーマンスに「今大会で間違いなく最高のバッターであり、ボールをバットに当てるだけではなく、クラッチな場面でパワーを発揮する、不思議な能力を見せている。攻守にわたって見どころを作った」と賛辞を送った。
さらに、ともに戦うラーズ・ヌートバーが、吉田に感銘を受けた様子だとも綴っている。
「ヨシダについて、ヌートバーは『本当に彼は規律正しくプレーしている』と教えてくれた。『最初の2試合はヒットを打てなかったが、ストライクゾーンをコントロールして、動揺せずに自信をもってプレーしているのが分かった。バッターとしてうまくいっていないときに、自分のストライクゾーンに対する規律を正しく保つことはとても重要だと思う。彼は見事にそれをやってのけているプロの打者だ。彼は打ってくるよ。素晴らしいアプローチを持っている』と絶賛した。そしてその言葉通り、メキシコのパトリック・サンドバルというタフな左腕と対戦した最高のバッターは2ストライクからのシンカーを捉えてセンターに運び、2度目の対戦でもヒットを奪って、7回はジョン・ロメロからホームランを勝ち取った」
吉田自身のコメントを引用し、アブラアム記者はこのように締めている。
「3ランを放った時を振り返り、ヨシダは『手が少し震えていたのはわかっていた。でも、いいコンタクトだった。自分を信じて打席に入りました』と述べた。彼には打球を飛ばす力があった。フェンウェイ・パーク(レッドソックスの本拠地)でも、間違いなく本塁打になったはずだ」
メジャーリーグ挑戦を決めた29歳に、現地での期待は高まり続けている。アメリカ代表との決勝戦は現地21日(日本時間22日8時)に行われる。

(出典 news.nicovideo.jp)
コメント
コメントする