レイクレ・ともやんが憧れる男性像 YouTube活動とブランドディレクターではスイッチが違う? | ニコニコニュース
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Lazy Lie Crazy【レイクレ】のメンバーで、バスケYouTuberのともやんがプロデュースするアパレルブランド「&RSON(アンダーソン)」が設立1周年を迎えた。それを記念して、コレクションラインとは別に展開するスタンダードライン「&RSON STANDARD」をローンチ。2022年8月14日の販売開始以来、反響を呼んでいる。
そこで今回は、「&RSON」設立からの1年をともやんに振り返ってもらい、改めてブランドに対する思いや今後の展望を聞くとともに、YouTuberとしての活動についても語ってもらった。
参考:【写真】レイクレ・ともやんインタビュー撮り下ろしカット
――「&RSON」設立から1周年を迎えました。改めて、ブランドを立ち上げることになったいきさつを教えてください。
ともやん:僕は小学2年生のときからずっとバスケットボールをやっているんですけど、バスケのアパレルブランドを自分で立ち上げるのが夢だったんです。ものすごくデカい夢なのでそんなに簡単に叶うと思っていなかったんですけど、今回ご縁があってAnyMind Groupと一緒にブランドを立ち上げることができました。
――ブランド名の由来は?
ともやん:NBAにアレン・アイバーソンという僕の大好きな選手がいて。彼はNBAのファッションアイコンでもあるので、そこからインスピレーションを受けたのと。「&RSON」は“&PERSON”を略したものなんですけど、PERSONには容姿というような意味もあるらしく、“バスケウェアをオシャレに着こなす”というブランドコンセプトにピッタリだなと思って。それを組み合わせて考えていきました。
――昨年、8月14日に公式オンラインストアを開設した際には、1時間でソールドアウトしました。
ともやん:いや、びっくりしました。バスケットボールとかもかなりの数を作っていたし、(グッズ販売をするのが)最初の最初だったから、“売れんかったらヤバいな”って正直不安だったんです。僕のファンは男の子が多いんですけど、男の子ってあんまりSNSとかで「買います!」みたいに発信しないんですよ。あまりにも事前に反応がないからめっちゃ心配していたんですけど、販売スタートから5分でほぼ完売したのでホッとしました。
ともやん:毎回、商品を発売する前に売れるのかなっていう不安はありますけど、やっぱり自分のほしい服を作れるっていうのは楽しいですね。僕、家に自分のブランドグッズだけを入れるクローゼットを置いているんですけど、中身がだんだんと増えていくのが楽しくて!
――&RSONを立ち上げてから、YouTuberとして活動していただけでは知り得なかった感覚や体験はありますか?
ともやん:グッズ製作の裏側に関わったことで、服ひとつ作るのにも生地が何百種類もあって、頭のなかで想像する生地や色を再現するのがすごく難しいとか、そういうことを初めて知りました。あと、円安って商売にこんなに影響すんねんな、とか。今まで全然興味のなかった為替レートとかも見るようになりました。ちなみに、今日は1ドル137円でした(笑)。
――(笑)。今回、新たに「&RSON STANDARD」を立ち上げましたが、こだわりを持っている部分を教えてください。
ともやん:アイテムがシンプルであるぶん、生地のクオリティにはこだわりました。普段着要素に寄りすぎるとバスケがしづらいし、バスケに寄りすぎると私服として着づらいということで、1年間、何回も試作を重ねながら、ようやく理想にたどり着きました。
――ブランド販売に携わってみて、感じる手応えは?
ともやん:実は、第2弾の商品を発表するときが一番ドキドキしたんです。第1弾は、目新しさから買ってくれたりするじゃないですか。第2弾、第3弾と買ってくれる人が減っていったらどうしようと思っていたんですけど、少しずつでも売上は右肩上がりなので。この1年間で、ちゃんとブランドとして成長できたなっていう実感はあります。
――右肩上がりの理由は、何だと思いますか?
ともやん:日常でも使えるバスケブランドというコンセプトがブレることなく、自分が自信を持って“これ、オシャレだよ”と言えるものを作り続けたからかなぁ。生地感がちょっとでも微妙だと思ったら、リリース直前になっても出さないこともあるし。いっさい妥協しなかったので。
ともやん:バッシュ(バスケットボールシューズ)! &RSONの包装って、バッシュの箱になっているんですけど、最終的に、あの箱にバッシュを入れて届けられる日がくればいいなっていう思いを込めているんです。作る側に立ってわかったんですけど、バッシュを一から作るのってめっちゃ時間とお金がかかるんですよ。何年かかるかわからないけど、いつか自分のバッシュを作りたいです。あとは、意味のわかんないものを作ってみたいですね。よく、ハイブランドがけん玉を出していたりするじゃないですか。そういう感じで、ボードゲームとかトランプとか……って、僕がほしいだけなんですけど(笑)。
――YouTuberのともやんとブランドディレクターのともやんでは、入れるスイッチが違うのでしょうか。
ともやん:まったく違うかもしれない。レイクレで動画を撮っている僕は、毎日楽しいことを考えて遊んでいる小学生みたいな感覚なんですけど。ブランドディレクターとしてのともやんは、ちょっと大人ですね。“仕事してる俺”みたいな(笑)。
――特に何をしているときに“仕事してる俺”を感じますか?
ともやん:PDFを開いているとき(笑)。&RSONではPDFファイルを開く機会が多いので、“俺、仕事してるー!”って思います。あと、スイッチという点でいえば、動画撮影のときは(スイッチが)入りますね。以前、「沖縄で1週間0円生活」という企画をやったことがあって、僕、初日にめっちゃ歯が痛くなってしまったんです。どうしようと思ったんですけど、カメラが回ると全然痛みを感じないんですよ。そのときに、やっぱりスイッチが入ってんねんやと思ったんですよね。
――なるほど(笑)。ともやんさんは、個人チャンネルも開設しています。レイクレのメンバーとして活動しているときと、意識するところは違いますか?
ともやん:違いますね。個人のチャンネルでは、僕をきっかけにバスケに興味を持ってほしいという思いが一番強いんですね。でも、ただバスケをしている僕の姿を見せても、もともとバスケを好きな人にしか刺さらないから。ちょっと笑いの要素を入れたりして、「バスケ×バラエティー」をテーマに動画をアップしています。
――先ほど、ともやんファンは男性が多いとおっしゃっていましたが、同性から支持されるのはどんな気持ちですか?
ともやん:めっちゃうれしいです。僕、どちらかというと、女の子にモテたいというよりも、同性にとっての憧れの人になりたい欲のほうが強いんですよ。
――それは、今までナチュラルにモテてきたから……?
ともやん:まぁ、そうでしょうね~……ふふっ、いや、わかんないですけど(笑)。キムタクさんとか長瀬(智也)さんとか、めっちゃカッコよくて完ペキじゃないですか。ああいう人になりたいんです。
――ともやんさんにとって、木村拓哉さんや長瀬さんの魅力的な部分は?
ともやん:えー! それを話し出したら長くなりますよー。僕、いつもマネージャー相手にキムタクのカッコよさを朝まで語ってますから(笑)。まぁ、ふたりのカッコよさは僕の目指すべき場所とは違うと思うんですけど、どういう形であれ「ともやんになりたい」「ともやんの着ている服を真似したい」って思われる人間になれたらすごくうれしいし。そうなるためには、カッコいい生き方をしなきゃいけない。今は、男に憧れられる人になりたいという気持ちがモチベーションになっていますね。
――ファンの方とコミュニケーションをとる際に心がけていることはありますか?
ともやん:ある意味、めちゃくちゃ失礼にいきます。例えば僕、イベントに来てくれた子に「なんでまた来たん?」とか言ったりするんですよ。あえてそうすることで、相手も気を遣わずにすむだろうし。ホントに気取らず、友達感覚で接するようにしています。まぁ、自分のやりやすいように楽しくやっているだけなんですけどね。
――でも、それがファンの方の幸せにつながっているのは素晴らしいことですよね。
ともやん:ホントに! もう普通の生活には戻れないかもしれない……もちろん、それなりに大変なこともいっぱいありますけど。
――例えば?
ともやん:街を歩くのが怖いとか。買い物をするときも友達とごはんにいくときも、常に周りを気にしながらっていう。悪いことをしているわけじゃないのに、監視されてるみたいでイヤになったりとか。アンチコメントを見て心をやられることもあるし。でもね、最近、そういう気持ちの落としどころを見つけたんですよ。それは、ほしいものがあったら全部買う! だって、これだけいろんなことをガマンしてるんやから、ほしいもんぐらい買ってもいいやろうと思って。
――ちなみに、最近買ったものは?
ともやん:それがね、ほしいものがあんまりないんですよ(苦笑)。あっ! けど、最近、テレビを買いました。
――では、ブランドディレクターとして、YouTuberとして、それぞれの展望を教えてください。
ともやん:ブランドディレクターとしては、最終的に僕よりブランドのほうが有名になってほしいですね。何も知らずに商品を買って、“あっ、これ、ともやんが作ってたんや!”ってなったら一番の成功かなと思います。YouTuberとしては、あと10年は続けること。10年後までちゃんと数字(再生数)をとれて、飽きられないチャンネルにしたい。今、レイクレはまさにそれを目指して活動しています。
――飽きられないための秘訣は?
ともやん:流行らせないこと。流行ってしまったら、絶対に終わりがくるじゃないですか。だから、ホントに少しずつフォロワー数が増えて、“いつの間にか、レイクレってもうこんなにスゴいところにおんねや!?” っていうチャンネルを目指しています。
――具体的な目標はありますか?
ともやん:今やりたいのは、“命がけの大富豪”。満員の武道館でトランプの「大富豪」をやって。一番負けたヤツがその場でフェラーリ購入の契約書類にサインをして、武道館に横づけされたフェラーリで去っていくっていう内容です(笑)。まぁ、男の夢を言い出したらきりがないですけど。レイクレのYouTubeのコンセプトが「男の夢を叶えるチャンネル」なので、メンバー5人で夢を叶え続けたいですね。
(文・取材=林桃)

(出典 news.nicovideo.jp)
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